リコール制度

90年代半ばからABS(アンチロックブレーキシステム)や、前後輪を連携させて最適に制動するCBS(コンバインドブレーキシステム)の実用化が始まりました。

08年には電子制御によってABSCBSを統合した最先端のシステムも登場しました。

また、ホンダは06年に前面衝突時に乗員の傷害軽減を図る二輪車用エアバッグを世界で初めて実用化しています。

約3万点もの部品を組み立ててつくるクルマは、設計や生産工程でのミスも発生します。

不具合によって「運送車両法の保安基準に適合しなくなる」と判断、あるいは不適合を確認した場合に、自動車メーカーや輸入業者が自主的に国土交通大臣に届け出て、無償回収し修理を行うのがリコール制度です。